帝王切開とは

経腟分娩が出来ない場合、母体のおなかを切開して赤ちゃんを出産する方法です。

 

あらかじめ、予定された帝王切開と緊急になる帝王切開があります。下半身のみの麻酔で、ママの意識ははっきりしています。手術は約1時間ほどです。

緊急で帝王切開 になる方や計画的にすすめる方、帝王切開を考えるとつらい思いを描いてしまいますね。可愛い赤ちゃんに会えるんだという気持ちはママさん皆さんが待ち遠しく望んでいます。ママがハッピーでいるときっと元気に産まれてきてくれることでしょう。    

気持ちを切り替えましょう☆

帝王切開の種類

予定帝王切開  


はじめから、経膣分娩が困難である場合、陣痛が起きる前に計画的に行われます。

前置胎盤や児頭骨盤不均衡、逆子、双子などの場合です。

手術日は37週以降に設定されます。

下半身のみの麻酔または緊急時であれば全身麻酔になります。

緊急帝王切開

 

お産の途中にママや赤ちゃんに緊急事態が発生した場合、緊急で帝王切開に切り替えます。 

 


帝王切開の流れ

超音波検査、血圧測定、ノンストレステスト等の検査をします。


輸血に備えて血管の確保が行われます。

硬膜外麻酔は背中にある脊椎の硬膜外に麻酔薬を注入します。


背中にチューブが入ったままなので、薬の追加注入ができます。

手術後もチューブが入ったままなので、術後の痛みも緩和できます。

 

腰椎麻酔は背中に痛み止めの注射を打ったあと、麻酔用の針で腰椎に麻酔薬を入れます。

 

どちらも局所麻酔ですので、意識がなくならないので、赤ちゃんの誕生した産声が聞けますね。

 

切開は縦切開と横切開があります。


縦切開はおへその下から恥骨に向かって縦に切る。

傷あとは目立ちますが、赤ちゃんを取り出しやすい。横切開は恥骨のすぐ上を横方向に切ります。

傷あとは目立ちにくいですが、赤ちゃんを取り出すのに時間がかかります。 

 

赤ちゃんが、取り出されます。赤ちゃんの誕生です。


頑張ってよかったと思える瞬間ですね。

病院によっては、すぐに抱っこできます。

ママが抱っこがダメな場合でも、パパが抱っこできるかもしれません。

切開後、傷口の縫合をします。


約1~2時間程で手術は終了です。

血圧、脈拍のチェックの後は病室で休みます。

 

麻酔がきれて術後しばらくは、傷口はかなり痛みます。

 

抜糸は1週間後ですので、そのころには痛みもおさまってきます。

術後、下肢に血栓ができないよう、歩くように言われます。

専用の圧のある靴下も(病院が用意する)履くことでしょう。

経膣分娩の方よりは何日か長い入院になりますが、入院生活を楽しみましょう。

 

初乳を飲ませるタイミングが、手術の後ですので遅くなるかもしれません。


母乳が出にくいかもしれませんが、根気よく赤ちゃんに吸ってもらいましょう。

ラグビーボール抱きが飲ませやすいかもしれません。

赤ちゃんとママの心地良いスタイルを見つけましょう

 

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